新しい出会いや発見がある旅行は、多くの人にとって楽しみなイベントの1つなのではないでしょうか。
中でも一人旅は誰に気兼ねすることもなく自由に行動できることから、これを趣味としている人もたくさんいらっしゃることでしょう。
しかし、時たま耳にするのが、「一人旅が趣味なんて変」「おかしい」という意見。
せっかく楽しんでいるのに、こんなことをいわれると傷付いてしまいますよね・・・。
実のところ、一人旅にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
今回は、以下の2点について解説していきます。
- 「一人旅が趣味」って変なこと?
- 一人旅を趣味にするメリットとデメリット
「自分も一人旅を否定されたことがある」、「一人旅をしてみたいけど周囲の目が気になる」といった方は、ぜひ当記事をチェックしてみてくださいね。
目次
「一人旅が趣味」って変なこと?
「一人旅が趣味」って変なことなのでしょうか。
私の考えを結論から申し上げるなら、まったく変ではありません。
その理由は、1人で見知らぬ土地を散策したりできるなんて、行動力があってすごいなぁと素直に感じるから。
また、交通機関や宿泊先の手配、トラブル時の対応などを全部自分でやることで、どこででも生きていけるサバイバル力が自然に身に付くとも考えているからです。
何より、私自身が一人旅好きなので、そんな自分を否定したくないからでもありますが(笑)
でも、一体なぜ「一人旅が趣味なんて変だ」「おかしい」という意見が出てくるのか・・・。
- 固定観念・思い込みによるもの
- 価値観の違いによるもの
以上の2つの観点から理由を考えてみましょう。
固定観念・思い込みによるもの
「一人旅が趣味なんて変だ」という意見が出てくる背景としてまず考えられるのは、固定観念や思い込みによるもの。
たとえば、「旅行は大勢で楽しむもの」、「1人で行っても寂しい、つまらない」、「友達いなさそう」、「可哀想」といったことです。
旅行と聞くと、家族や友人と一緒に、あるいは団体としてツアーに参加といったケースが一般的にイメージされやすいのではないでしょうか。
学校の修学旅行なんかが恐らく一番わかりやすいでしょう。
旅先でみんなでカードゲームや温泉を楽しんだり、スポーツなどのアクティビティを通して絆が深まったり・・・恐らく多くの人が経験したはず。
見知らぬ土地に行くことには楽しみ以上に不安が付き物ですよね。
そんな時に一緒にいてくれる仲間がいたら、とても安心できたのではないでしょうか。
この経験により、「旅行は大勢で楽しむもの」という考えが無意識に刷り込まれ、「1人で行っても寂しい、つまらない」となってしまうのかもしれません。
「友達いなさそう」、「可哀想」については、これも幼い頃などからの刷り込みによるものと思われます。
「友達100人できるかな」なんて歌詞の曲もあるくらいですし、何かと群れたがるのが日本人なので、1人でいる、1人を好む人間がどこか異常に思えてくるのでしょう。
なので、「友達いなさそう」、「可哀想」なんて言われるのはすごく心外ですね(笑)
価値観の違いによるもの
「一人旅が趣味なんて変だ」という意見が出てくるもう1つの理由は、価値観の違いによるもの。
私のように、もともと1人が苦じゃない人にとっては、自分の気の向くままに自由に行動できる一人旅は最高に楽しい時間ですよね。
反面で、多人数と行く旅行にはストレスを感じやすく、みんなと同じようには心から楽しめないかもしれません。
大勢で行動することに慣れている人にとっては、みんなでワイワイやりながら思い出を作ることこそが旅行の醍醐味と考えているケースが多いかと思われます。
こういった方の場合、1人でいることイコール「孤独」と捉えてしまいがちなのではないでしょうか。
自分が1人であることに耐えられないから、「一人旅を楽しんでる人はおかしい、変だ」という考えに至ってしまうのかもしれません。
価値観の違いばかりはどうしようもないので、こうした意見の衝突が生まれるのは仕方ないでしょう。
ただ、ここで私がいいたいのは、どちらがダメでどちらが良いということではなく、自分の価値観を他者に押し付けるのはやめましょうということです。
最初にも述べた通り、私自身は一人旅を全然変だとは思わないし、そもそも私も1人で気ままにブラブラ出掛けることが好きな人間。
でも、別に私はそれを誰かに押し付けようとは思わないし、逆に誰かから咎められたとしても、「1人でいる人間を可哀想としか思えないほうが可哀想」くらいな気持ちでいます(笑)
自分と価値観の違う人間を否定することでしか自分を保てないような人のいうことには、耳を傾ける必要はありません。
もしあなたが誰かに一人旅を否定されて落ち込んでいるのなら、それは決してあなたがおかしいわけではないのです。
どうか元気を出してくださいね。
一人旅を趣味にするメリット
実際に一人旅を趣味にする上で、どんなメリットがあるでしょうか。
- 自由に予定を組める
- サバイバル力が身に付く
- 旅先での交流が深まる
1つずつ詳しく解説していきますね!
自由に予定を組める
一人旅を趣味にするメリットの1つ目は、自由に予定を組めること。
やはり、これに尽きます。
人と一緒の旅行もそれはそれで楽しいですが、何かと周囲に気を遣ってしまって思うように楽しめなかったなんて経験、きっとあなたにもあるのではないでしょうか。
特に一緒に行く相手が時間やお金にルーズだったり、なんでも人任せ主義タイプだったりすると、ただこっちがイライラして終わってしまうなんてこともありますよね。
その点、現地までどうやって行くのか、何時に出発するのか、食べたいもの、行きたいところなど、すべて自分で自由にスケジュールを立てられるのが、一人旅の醍醐味!
それこそ、時間にルーズな方でも、一人旅だったら周囲を気にせず自分のペースで行動できますよ。
せっかく旅行に行くのなら、自分が行きたいところや食べたいものを食べて悔いなく過ごしたいですよね。
誰かと一緒に行動するのが苦手な方や、自分で計画を立てることが好きな方は、一人旅が向いているといえるでしょう。
サバイバル力が身に付く
一人旅を趣味にするメリットの2つ目は、サバイバル力が身に付くこと。
ここで私がいうサバイバル力とは、何かあった時に冷静に対応できる能力や、自分の身を自分で守れる危機管理能力ということです。
交通機関の予約や宿泊先の手配など、一人旅は一切を自分でやらなければなりません。
しかし、旅にトラブルは付き物。
何らかの事情で交通機関がストップしてしまったり、手違いで宿泊先がうまく予約できていなかったということもあるでしょう。
相手がいる旅行であればその人に対処を頼ってしまいがちですが、一人旅では基本的に自分で行動を起こさないといけません。
しかし、これを何度か経験していけば、何かあった時でも冷静に対応できる能力が身に付いていくでしょう。
また、特に旅行先が海外の場合は、身の危険が関わってくるようなトラブルに巻き込まれる可能性も・・・。
一人旅の場合、自分の身を守れるのは自分しかいません。
その意味で、集団で行動するよりも一人旅のほうが危機管理能力が研ぎ澄まされやすいと私は考えています。
旅先での交流が深まる
一人旅を趣味にするメリットの3つ目は、旅先での交流が深まること。
いろいろな人たちとの出会いがあるのが旅行ですが、多人数での旅の場合、どうしても自分たちのグループだけで固まってしまいがちですよね。
本当は現地の人と交流したいと思っていても、グループで行動しているとなかなか自由に動けない場合も・・・。
その点、誰に気兼ねすることなく旅先の人びととの交流をより深く楽しめるのが一人旅の魅力!
地元の人と仲良くなれれば、そこに住んでいる人しか知らないような場所に連れて行ってもらえたりするかもしれません。
旅人同士の情報交換は、いざという時のためにも非常に重要です。
もしかしたら、その出会いがあなたの人生を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
一人旅を趣味にするデメリット
では、逆に一人旅を趣味にするデメリットにはどういったものがあるのでしょうか。
こちらも、私なりの考えを3つにまとめてみました。
- 1人で行きづらい場所がある
- 料金が割高になる可能性がある
- 何があっても自己責任
1つずつ具体的に見ていきましょう。
1人で行きづらい場所がある
一人旅を趣味にすることのデメリット1点目は、1人で行きづらい場所があること。
誰に遠慮することもなく自由にスケジュールを組めるのが一人旅の大きな魅力である反面、1人では行きづらい、入りづらい場所というのも存在します。
たとえば、車を使わないと辿り着けないような場所に目的地がある場合、旅行者に運転免許がないようなら行くのを諦めるか、別で手配せざるを得ません。
旅先での企画やイベントに参加してみたいなと思った時に、1人だと申し込みを受け付けてくれないことも・・・。
また、食事についても、「一人旅は好きだけど、1人でお店に入るのは苦手」という方が意外に多いです。
このように感じてしまうのは、「1人で来てる」イコール「友達いなさそう」、「可哀想」と周囲に思われてしまうのではないかという不安が根底にあるからではないでしょうか。
もちろん、これは旅行者本人が悪いわけではないので、本来は何も気にする必要はないんですけどね・・・。
しかし、近年は「お1人様歓迎」を謳っているお店が増えてきています。
どうしても1人で入ることに抵抗がある場合は、こういったお店を中心に探してみてはいかがでしょうか。
料金が割高になる可能性がある
一人旅を趣味にすることのデメリット2点目は、料金が割高になる可能性があること。
複数人で旅行する場合、食事や宿泊などにかかる経費は基本的に割り勘で済むことが多いですよね。
これが1人だと全額を自分で負担しなければならず、複数人で旅行するよりも多めに費用がかかってしまう場合があります。
相部屋でも気にならないなら、ユースホステルなどの大部屋に泊まれば宿代はかなり抑えられるでしょう。
ほか、早期予約で割引になる早割プランなどの利用を検討してもいいかもしれません
何があっても自己責任
一人旅を趣味にすることのデメリット3点目は、何があっても自己責任であること。
今からお話しすることは、これから一人旅を始めようという方に特に注意していただきたいことです。
まず、すべてを自分で決められるということは、逆にいうならすべてが自分の責任になるということを肝に銘じてください。
そこに行くのを選んだのは自分であるのと同時に、自分の身を守れるのは自分だけです。
旅先で何かトラブルに遭っても誰のせいにすることもできないし、してはいけません。
特に海外旅行の場合、「危険」といわれている地域や場所などには絶対に行かないようにしましょう。
たまに「自分は大丈夫」と口にしている方を見かけますが、これは大きな間違い。
たとえどんなに貧乏くさい格好をしていても、現地の人から見ればあなたは立派なお金持ちの外国人。
「自分は大丈夫」という言葉は、何の根拠もない、まったく無意味なものであることを理解してください。
こういった妙な自信を持っている人ほど、ほぼ100%の確率で何らかのトラブルに巻き込まれています。
そして、その後ただ猛烈な後悔に襲われることになるのです。
もっと気を付けておくべきだった、と。
また、近年は女性のソロキャンパーや一人旅が増えていますが、女性は男性に比べると身の危険が伴いがち。
決して差別的な意味ではなく、女性は体格差や物理的な力の差などの面でどうしても男性より不利な状況に陥りやすいのが現実です。
周囲の人を常に疑ってかかれというわけではありませんが、不審な人には近付かない、また、近付かせないようにしましょう。
何度でもいいますが、自分の身を守れるのは自分だけ。
生きて旅先から帰ってこられるように、危機管理を徹底しましょうね。
まとめ
「一人旅が趣味」は変なことなのか、メリットやデメリットについてまとめてきました。
私自身も一人旅が好きな人間なので、全然おかしなことではないと考えています。
このようにいわれてしまう背景としては、「旅行は大勢で楽しむもの」、「1人で行っても寂しい、つまらない」といった固定観念・思い込みがあるからといえるでしょう。
また、1人でいることがもともと好きか嫌いかといった価値観の違いによるところも大きいのではないでしょうか。
それを押し付け合うのではなく、「こういう人もいるんだ」くらいな気持ちで適当に受け流せるといいですね。
一人旅は自由に予定を組めるところが何よりのメリット!
誰に気兼ねすることなく、食べたいものを食べ、行きたいところに行って、泊まりたいところに泊まれるのが最大の魅力です。
交通機関、宿泊先などの手配をすべて自分でやらないといけない煩わしさはありますが、何かあった際の対応力が身に付くというメリットが。
自分の身は自分しか守る人間がいないことから、危機管理能力が研ぎ澄まされやすいのも利点といえるでしょう。
また、一人旅は、その自由さから旅先で出会った人たちとの交流を深めやすいのも大きな魅力!
一方で、一人旅にはやはり1人では行きづらい、入りづらい場所があるといったデメリットが・・・。
「お1人様歓迎」のお店やプランなど、1人でも利用しやすいものを探してみると良いでしょう。
複数での旅行に比べると一人旅は割高になる可能性が高いです。
大部屋での宿泊や早割プランなどで極力費用を抑えたいところですね。
一人旅でもっとも気を付けたいのは、何が起きても自己責任であること。
危険な場所には絶対に行かない、不審な人には近付かない、近付かせないなど、危機管理を徹底しましょう。
時に人生を大きく変えるきっかけにもなる一人旅。
あなたも、一人旅を趣味として楽しんでみませんか。
「春花のホビーライブラリー」のご案内
早速ですが、秋月春花はメルマガを始めました!
その名も、「春花のホビーライブラリー」です!
何のひねりもないじゃんとの声が聞こえてきそうですが、このあたりはセンスがないので勘弁してください(笑)
趣味に関する最新情報はもちろんのこと、ブログではなかなか書けないような趣味に関するエピソード、裏話などについても配信していければと考えています。
メルマガ登録は無料!
要らないと思ったらいつでも配信解除できますので、まずはお気軽に登録していただけたら嬉しいです(^^)
配信は不定期ですが、あなたがもっと充実した人生を過ごすことができるよう可能な限り有益な情報の発信に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
無料相談受付中
春花は、ただいま無料相談を受付中です。
趣味についての相談や困り事など、趣味に関することならなんでもOK♪
どうぞお気軽にご相談ください(^^)
以上、ホビーアドバイザーの秋月春花がお送りしました♪