こんにちは、秋月春花と申します。
勤務先を2021年に退職し、現在はフリーランスでブログなどの執筆を行う傍ら、ホビーアドバイザーとしても活動しています。
本を読むことを趣味とする私は数年前から年間で100冊の読書に挑戦しており、これまでに700冊近く読破してきました。
活字を読むことに加えて文章を書くことも好きで、ブログの他にもライターとして様々な記事を執筆させていただいています。
このブログも、そんな私の「好き」が高じて立ち上げました。
なぜブログを作ったのかの詳細をお伝えする前に、まずは私自身のことを知っていただくところから始めましょう。
目次
読書が趣味
私は読書が大好きで、ヒマさえあれば本を片手に思索の時を過ごしています。
でも、昔から本が好きだったわけではありません。
私が本を読むようになったきっかけは、中学時代。
学校でひどいイジメに遭っていた私は地獄のような日々を送り、いつしか「自殺」という考えが頭の中から離れなくなってしまいました。
そんな私を見かねて、「本を読めば世界が変わる」、「自分が主人公になれる」と、私に読書を勧めてくれたのが母です。
それまでにも母から読書をするよういわれたことはあったけれど、なかなか前向きになれなかった私。
でも、その時は違いました。
なんでもいいから「友人」と呼べる存在を欲していた私は、その日以来むさぼるように本を読み、読書の世界にのめり込んでいきます。
やがて小説以外にも伝記や学術書など、様々な書籍に手を出すように。
外出先に書店があれば必ず立ち寄るほど、いつしか本は私にとってかけがえのない「友人」になり、趣味になっていきました。
趣味を否定された出来事
中学時代に読書の面白さに気付いた私は、高校でも引き続き読書に耽る日々。
大学になると本好きな友人・知人もたくさんでき、時には読書談義に花を咲かせることも。
在学中に書店でのアルバイトも経験し、本好きの私にとっては最高の職場でした。
そんな幸せな日々の中で、私の趣味を根幹から否定される出来事が起こります。
文章を書くことも好きだった私は、当時所属していたサークルの会報作成を引き受けていました。
その会報では、部員のオススメ本を1冊ずつ紹介していくという私が提案した企画を進めていたのですが、ある日同期メンバーの1人が私にこう言ったのです。
「こんなの一生懸命書いたってどうせ誰も見ないし、本なんか読まないよ(笑)」と。
読書を趣味とする私がメンバーに本を読む楽しさを知ってもらおうと企画したことだったのに、私はその一言で自分の趣味を否定されたように感じてしまったのです。
本人は冗談のつもりだったのか、激しく落ち込む私の姿を見て、後で慌てて謝ってきました。
ひとまず和解はしたものの、彼の放った一言は今でもこうして鮮明に思い出せるほどに私の心に突き刺さり、抜けることがありません。
幸いにも、「秋月さんのおかげで本を読むようになりました!」、「秋月さんの会報、面白いです!」と言ってくれるメンバーがいたおかげで、その後なんとか立ち直ることができました。
彼ら/彼女らの存在がなかったら、もしかしたら私はこの時点で読書から離れてしまっていたかもしれません。
読書は不要?
やがて大学を卒業し、社会人に。
学生の頃と比べると思うように読書の時間は取れなくなってしまったけれど、それでも大切な書籍は引っ越しの度に持ち歩き、常に本とともに生きてきました。
ある職場でのこと。
転職した先での初勤務を迎えた私は、緊張の中で先輩からOJTを受けていました。
事務職から同じ事務職への転職ではありましたが、業務内容はほぼ未経験。
先輩からOJTを受ける中、業務に関する書籍を読んで勉強していきたいと伝えたところ、「本なんて読んでも意味がない」と一蹴されてしまいました。
私としては、その業務に関する本を読むことで少しでも業務の流れや用語を覚えたいという思いがあったのです。
先輩はそうではなくて、「業務は実践の中で身に付けるものであって、本から得た知識が実務に役立つことはない」とのこと。
また、「読書自体が無駄」とも言われました。
「本なんか読んでも頭でっかちになるだけで何の意味もない」と。
読書という趣味を否定された私は完全に落ち込んでしまい、その後しばらく本に触れることができませんでした。
結果的にここでの仕事は長くは続かず、すぐに転職をすることになるのですが、こんなにもはっきりと「読書は無駄」と言われたことがなかったので、この出来事は私の心に大きな傷を残しました。
趣味は1つじゃないといけないのか
その後も職を転々とする中で自己紹介では必ず趣味を聞かれたので、やはり私は「読書」と答えていました。
誰にどんなに否定されても「本が好き」というその気持ちが変わることはなかったし、やっぱり私にとっては本はかけがえのない友人だからです。
現在はフリーランスになり、夫と2人で田舎暮らしをしながら穏やかな日々を送る毎日。
趣味の時間を大切にできていると感じる一方、友人たちと接する中で趣味について非常に考えさせられる出来事がありました。
友人Aが、職場の同僚から投げかけられた言葉で深く悩んでいたのです。
その言葉とは、「多趣味っていうけど、どれも中途半端だよね」というもの。
友人Aは読書はもちろんのこと、漫画、映画、ゲーム、海外旅行、絵を描くことなど、実にアクティブにいろんなことに興味関心を持っている、まさに「多趣味」な人物です。
その1つ1つについてすべて網羅しているわけではなく、たとえば読書だとホラー系やミステリー系は苦手だし、ゲームはRPGやパズル系しかやったことがないそう。
海外旅行に関しても、いろんな国に行っているというよりも自分が好きだと思った国(Aの場合は韓国)に何度も行っている、というような具合でした。
これに対し、「本好きなのに苦手なジャンルがあるのはおかしい」、「韓国にばかり行ってるなんて本当の旅行好きとはいえない」として、同僚から指摘されたというのです。
挙げ句の果ては、「多趣味なんて何も極められない、趣味は1つに絞るべき」とまで言われてしまったようでした。
趣味は1つじゃないといけないのか。
Aは日々このことについて悩むようになり、その話を聞いた私もまた趣味について考えるようになったのです。
「趣味がない」のは人生損してる?
別の友人Bの話。
友人Bは、Aとは対象的に「趣味がない」ことで悩んでいました。
Bもまた、職場の同僚から「趣味がないのは人生損してるよ」と言われ、深く傷付いていたのです。
思い返せば、Bからは「春花のように趣味がある人が羨ましい」と常々言われていました。
また、Bにも好きなことはあるものの時間を忘れて夢中になれるというわけではなく、それを趣味といっていいのかどうかわからないとも話してくれました。
「趣味がない」ことで人生を損しているのだろうかと悩んでいたB。
趣味がないだけで人生を損しているとは私は思わないけれど、Bが真剣に悩んでいる姿を見て、趣味についてまた1つじっくり考えるきっかけをもらったのでした。
一緒に「趣味」を考えていく
友人A、友人Bの話を聞いて私が感じたのは、「世の中には趣味について悩んでいる人が意外にたくさんいる」ということです。
私自身は「読書が趣味」と公言してきたけれど、よく考えてみれば毎日毎日読書できているわけではないし、食わず嫌いしているジャンルだってあります。
Aが同僚からいわれた言葉を借りるなら、そんな私は「本好きという割に苦手なジャンルがあるのはおかしい」ということになるのでしょう。
- そもそも趣味って何だろう
- 「好きなこと」と「趣味」とはどう違うんだろう
いつしか、そんなことを考えるようになりました。
また、「趣味がない」ということについては、これは悩んでいる方にとっては本当に切実なテーマだと思います。
たとえば、就職や転職などでは必ず「趣味」を聞かれますよね。
他にも、初めて出会った人どうしのコミュニケーションでは「趣味」はもはや必須のキーワードです。
「趣味がない」方にとって、そんな時になんと答えればいいかわからないというのは確かに辛いところですよね。
そしてこの記事を読んでくださっているあなたも、恐らくそういった方の中の1人なのではないでしょうか。
- 趣味は1つじゃないといけないのか
- 「趣味がない」のは人生損してるのか
- 趣味が欲しいけど、やりたいことが見つからない
そんな悩みについてこれからあなたと一緒に考えていけたらと思い、このブログを立ち上げました。
ここで1つだけいえることは、趣味は無理やり持つものではないし、趣味がなくても必ずしも人生損をしているということにはなりません。
でも、趣味があるのとないのとでは、やはりあるほうが人生の充実度は違ってくるのではないでしょうか。
私自身、本と出会い、読書を趣味とすることで得た知識や無限の想像力は、自分の人生を間違いなく豊かなものにしてくれたと確信しているからです。
世の中にはどんな趣味があるのかを知り、あなたが「やってみたい!」と思えるような趣味にもし出会うことができたなら、これほど嬉しいことはありません。
さぁ、一緒に趣味探しの旅に出発しましょう!
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何のひねりもないじゃんとの声が聞こえてきそうですが、このあたりはセンスがないので勘弁してください(笑)
趣味に関する最新情報はもちろんのこと、ブログではなかなか書けないような趣味に関するエピソード、裏話などについても配信していければと考えています。
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以上、ホビーアドバイザーの秋月春花がお送りしました♪