就活や転職活動で履歴書を作成する際、趣味や特技を書く欄を必ずといっていいほど目にしますよね。
でも、いざ記入するとなると、趣味と特技の違いがそもそも何なのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
履歴書にどのように記載すればよいのか、書き方についても悩むところです。
そこで今回は、以下の2点について解説!
- 趣味と特技の違いって何?
- どうすればいい?趣味と特技の履歴書への書き方
両者の違いについて知りたい方や、履歴書に何を書いたらいいかわからなくてお困りの方は、ぜひ当記事をチェックしてみてくださいね!
目次
趣味と特技の違いって何?
そもそも趣味と特技の違いとは何なのでしょうか。
どちらも似たような言葉と考えてしまいがちですが、実は両者には明確な違いがあります。
以下では、
- 「趣味」の意味
- 「特技」の意味
の2つについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
「趣味」の意味
「趣味」という言葉が持つ意味を整理すると、次の3つです。
- 仕事や職業としてではなく個人が楽しみとしている事柄。
- 何に対して美しさやおもしろさを感じるかという感性、好みの傾向。
- 物事のもっている味わい。おもむき。情趣。
このうち、①の「仕事や職業としてではなく個人が楽しみとしている事柄」が、一般的に私たちが「趣味」と呼んでいるもの。
「個人が楽しみにしている事柄」とあるように、単純に自分が「好きだな」「楽しいな」と思える事柄があるのなら、それは「趣味」といって差し支えありません。
ここでよく誤解されるのが、「趣味」としている事柄について詳しくなければならない、熟練していなければならないという思い込み。
「趣味」と聞くと、その物事に対して精通しているべき、完璧にできないといけない、といった風潮が実際ありますよね。
ここで、「趣味」の定義をもう一度思い出してみましょう。
「仕事や職業としてではなく個人が楽しみとしている事柄」とあるだけで、「詳しく知っていること」あるいは「熟練していること」という意味はどこにもありません。
ただ純粋に「好き」「楽しい」という気持ちで臨める事柄があるなら、別にそれに対して詳しくなくても、上手にできなかったとしても、それを「趣味」と呼んでいいわけです。
「特技」の意味
一方で、「特技」の持つ意味についてはどうでしょうか。
『広辞苑』で調べてみると、「特にすぐれた技量。特別の技能。」とありました。
別の辞書(『新明解国語辞典』)では、次の2つの意味が。
- 特別に自信のある技能。
- 他の人にはまねの出来ない技能。
これらの意味をまとめるなら、「特技」とは「自分が特に自信のある事柄、他の人より秀でていると思われる技術・スキル」といえるでしょう。
「趣味」と違うのは、「趣味」はただ純粋に楽しめばいいのに対し、「特技」はその事柄を「特技」とするまでの間に何かしらの困難が伴う可能性があるということ。
たとえば、ピアノ演奏。
なんとなく始めたピアノ演奏が最初は楽しかったけど、レッスンを重ねても上手くならないし、だんだん練習が辛くなってきて途中で止めた・・・。
こんな経験、あなたにもありませんか?
「趣味」としてただ純粋にピアノ演奏を楽しんでいた頃は上手くなりたいとかそんなに思わなかったし、自分のペースでのんびりやっていこうと考えたはず。
しかし、「もっと上手くなりたい!」と思ったその瞬間から急にハードルが高くなり、ある時は泣きながら練習したり、またある時にはピアノを嫌いになってみたり・・・。
それでもなんとか上手になりたくて練習を重ね、とうとうスランプを乗り越えてピアノを自由自在に弾きこなせるようになった。
このように様々な困難を乗り越えた先に身に付いた技術・スキルは、間違いなく「特技」と呼べるのではないでしょうか。
どうすればいい?趣味と特技の履歴書への書き方
就活や転職活動をしている方にとって、趣味と特技の履歴書への書き方をどうすべきかは、常に頭を悩ませる問題ですよね・・・。
そこで、以下では3つの悩み別に、履歴書への書き方を私なりに考えてみました。
- これといって書けるようなことがない
- 誰かに知られたくない
- 他人と比較してしまう
履歴書への書き方といっても、私はキャリアの専門家ではないので、具体的な指導や添削ができるわけではありません。
趣味や特技について万が一掘り下げて聞かれた場合にボロが出る可能性があるからです。
そもそも面接の場で自分を取り繕っても、相手が経験豊富な面接官であれば絶対に見抜かれます。
下手に自分を飾り立てて優秀な人間を演じるよりも、ありのままの自分の姿を誠実に語っていきましょう。
あなたのその熱意に応えてくれる企業は、必ずあるはずです。
これといって書けるようなことがない
1つ目にご紹介するのは、これといって書けるような趣味や特技がない場合の履歴書への書き方。
「自分には趣味がない」「胸を張って語れる特技がない」といった声は、就活や転職活動でよく耳にしますよね。
ここで思い出していただきたいのが、「趣味」の定義。
「仕事や職業としてではなく個人が楽しみとしている事柄」、つまりあなた自身が純粋に「好き」「楽しい」と思える事柄が「趣味」の持つ本来の意味です。
このことを念頭に置いた上で日常生活を思い返してみた時、ただ純粋に「好き」「楽しい」と思えることであれば、あなたにも1つはあるのではないでしょうか。
以下では、日常の中に転がっている「好き」「楽しい」の中からいくつかピックアップして解説していきますね。
寝ることが好き
寝ることが好きなあなたの場合は、快眠と健康という切り口で考えてみましょう。
単に「寝ることが好き」というだけで終わってしまうと怠け者と捉えられかねないですよね。
しかし、寝ることが好きなら自分なりの快眠方法があっても不思議ではありません。
快眠は健康と直結すること。
不規則な生活になりがちな現代人にとって、気持ちよく眠れることは大きな関心事です。
そんな中にあって、自分なりの快眠方法で健康体を維持できているなら、これは大きな強み!
「自分の健康管理がきちんとできる人だ」と、好印象を持ってもらえるかもしれません。
食べることが楽しい
素材や料理などにこだわりがある場合、「1つの物事を極めようとする姿勢」をアピールできます。
おいしいものを食べるためなら遠出も厭わないという場合は、「困難があっても立ち向かっていける人」という印象に繋げられるかもしれません。
また、「食」に関する出会いや経験の中で、特に心に強く残っている出来事はないでしょうか。
その出来事を通して得たこと、感じたことを文章にすることで、あなたの人柄が相手に伝わりやすくなるかもしれません。
得意なことや人から褒められたこと
「特技」が思い付かないという話もよく耳にしますよね。
そんな時は「長所、自分が得意なこと、『すごいね』と人から褒められたこと」を考えてみましょう。
何も「楽器を弾きこなす」とか「スポーツができる」とか、目に見える事柄にこだわる必要はありません。
その人が持って生まれた才能や魅力が、そのまま「特技」として十分に通用します。
たとえば、「たった1回会っただけの人でも顔と名前は絶対に忘れない」とか、「行ったことがない場所なのに一度も迷わずに辿り着ける」とか。
前者は対人関係を築く上で一役買ってくれますし、後者は特に営業職の場合など外出が必要な職種の場合に活かせます。
本人はごく自然にやっているのかもしれませんが、これって他人から見るとすごいことなんですよね。
他にも、「悩みを聞いたら感謝された」経験があるなら「聞き上手」、「少ない食材でもそこそこの料理が作れる」なら「発想力がある」といったように繋げられます。
日常生活の中には、少し考え方を変えるだけで自分を売り込む大きな武器になるヒントがたくさん隠れていますよ。
誰かに知られたくない
2つ目にご紹介するのは、趣味や特技はあるけれどそれを誰かに知られたくない場合の履歴書への書き方。
自分だけで楽しみたいから人に教えたくないという方は、意外と多いのではないでしょうか。
他にも、誰かが自分と同じ趣味や特技を持つようになってなんだかマネされたような気分になったり、趣味・特技について話したらバカにされて嫌な思いをしたり・・・。
様々に原因は考えられます。
とはいえ、面接の場で趣味や特技について聞かれた場合に「話したくない」「知られたくない」で終わってしまうと、あまりにもぞんざいな印象が・・・。
どうしても人にいいたくないのであれば、そこまで無理して話す必要はないと私自身は考えています。
ただ、その場合でも、他に「好き」「楽しい」と思えることなどが他に何かあるはず。
代わりにそれを伝えてみるのはいかがでしょうか。
他人と比較してしまう
3つ目にご紹介するのは、自分の趣味・特技を他人と比較してしまう場合の履歴書への書き方。
たとえば語学や楽器、スポーツなどをやっている方の中には、「自分よりもっとすごい人がいるから・・・」と思い込んで履歴書に書くことを躊躇ってしまう場合もあるようです。
本当にあなたより優れた能力を持つ人がいたとしても、それだけであなたの価値は決まりません。
そもそも、「自分よりもっとすごい人がいるから・・・」というのは、実際にあなたが誰かに自分で確認したことなのでしょうか。
人からどう思われようとも、あなたが経験してきた中で得た出会いや出来事、そこに至るまでの努力は、他の誰でもないあなただけのもの。
もっといえば、あなただからこそできた経験があるし、あなたでなければ出会えなかった人がいるのです。
面接は、「自分」という人間を売り込める絶好の機会!
他人がどうであるかを意識するあまりに、せっかくのあなたの魅力を何も伝えられないなんてもったいないですよ!
本当に比較すべき相手は、日々のあなた自身。
昨日の自分より今日の自分が1歩でも成長できたか、その積み重ねが大切です。
まとめ
趣味と特技の違いは何か、履歴書への書き方について解説してきました。
「趣味」とは、「仕事や職業としてではなく個人が楽しみとしている事柄」のことです。
ただ純粋に自分が「好きだな」「楽しいな」と思える事柄を指すのであって、そこに知識の深さや出来の善し悪しは関係ありません。
一方で「特技」とは、「自分が特に自信のある事柄、他の人より秀でていると思われる技術・スキル」のこと。
「長所、自分が得意なこと、『すごいね』と人から褒められたこと」に置き換えて考えてもOKです。
その対象は、必ずしも目に見えて実力がわかるものである必要はありません。
自分が持って生まれた才能や魅力を、そのまま「特技」として活かせますよ。
就活や転職活動などの面接の場では自分を大きく見せがちですが、虚飾は必ず見抜かれます。
趣味や特技がパッと思い浮かばない時は、日常生活の中に転がっている「好き」「楽しい」に目を向けるとヒントが見つかることも。
他人と比較してつい自分を卑下してしまう場合は、「自分の経験は自分でなければできなかったこと」と意識してください。
面接に限らず、人生においてあなたが本当に比較すべき相手は、他人ではなく「日々のあなた自身」です。
この記事が、悩めるあなたにとって少しでもお役に立てますように。
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